名門学館大学入試情報 理系人材不足の原因と育成について!
こんにちは、名門学館渡辺です。今日はひな祭りです(^^) 太平洋側も久々の雪模様!これからしばらく、冬型が続く模様みたいですね。また、真冬の気温になるようですので気をつけてお過ごし下さい。
今回は、以前もテーマにした理系人材育成に触れてみました。日本の理系人材不足の原因を考えながら、理系人材育成を考えてみましょう!
では原因は何でしょうか?一つには、かつては国公立大学選抜的な体制が機能しており、高校生全般に渡り数学を学習していました。しかし、大学進学率の高まりと同時に大学受験競争が激しくなって、高校一年生で文理を分ける状況も出現して来ました。加えて、近年は少子化と相まって、総合型選抜や学校型推薦選抜の入学者が増加しています。同時に、一般選抜も競争が緩和すると共に、私立大学の文系学部では数学を課さないのが大半を占めてる為に、数学をほとんど勉強しないで大学へ進学する事ができている状況です。
さらに中学は義務教育なので、数学の力が身についていない生徒もほぼ全入状態で高校へ進学します。この為に、まともに数学の授業を成立させる事が出来ない高校も少なくないのも現実のようです。
以前、「分数ができない大学生」の存在が話題になった事がありましたが、相当数の大学生が、義務教育段階の算数.数学を理解せずに進学していると考えられていると言われて久しいですね。根本的原因はこの辺りにあるようです。
また、理工系学部出身者の多くは2年間修士課程へ進みますが、文系学部4年出身者と初任給がほぼ同じなのもインセンティブの低下になっているようです。よって、成長分野に対応出来る理系人材不足が指摘されています。反面、アメリカは、航空宇宙工学では世界のトップを走っており、「エンジニア」が評価される風土もあり、工学部の出身者は給料が3割増しになります。やはり待遇面でこのぐらい差がつかないと理工系人材育成は難しいと言えるのではないでしょうか。
以上から、日本の教育制度全般と社会風土に根差した企業の考え方の2点の改善点も論点になっています。まずは、変わりつつある成長分野に対応できる理系人材を育成していく事が教育の根幹を変え「知的教養」の底上げになっていくのではないかと思います(^^)
以上、いかがでしたか。これは一部分ですが、これからの皆さんの学習の参考になれば幸いです😊
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代表:渡辺